「氷河期世代（ひょうがきせだい）」って聞いたことある？
実はこの世代、日本の歴史の中でもかなり大変な時期を生き抜いてきた人たちなんだよね…。特に「就職」がめちゃくちゃ厳しくて、正社員になれない人が続出💦 そんな氷河期世代について、「いつ」「なぜ」「どんな状況」だったのか、わかりやすく解説していくよ！
氷河期世代とは？ざっくり説明！
◆「氷河期世代」っていつのこと？
氷河期世代は、だいたい【1970年〜1982年】くらいに生まれた人たちのことを指すよ！この人たちが大学や高校を卒業して、いざ「就職活動だー！」ってなった時期が、1990年代半ばから2000年代前半くらい。でも、その時、日本はめちゃくちゃ不景気…。バブル崩壊（1991年ごろ）→経済がガタガタ→企業が採用を減らす、って流れがあったんだ。
だから、どんなに頑張っても仕事がなかなか見つからなかったの💦この時期の就職の大変さを「就職氷河期（しゅうしょくひょうがき）」って呼んでたんだよ！
◆なんで「氷河期」って呼ばれるの？
「氷河期」は、もともと地球がすごーく寒くなった時代のことを言うんだけど、そこからイメージをもらって、「すごく厳しい時代」って意味で使われたの！つまり、「就職のチャンスが凍りついてるくらい冷たい＝氷河期」って感じ。
氷河期世代の特徴ってどんなの？
◆正社員になりづらかった
企業は「若い人もいらないし、中途採用もしない！」みたいな状態…。だから、新卒で就職できなかった人は、フリーターや派遣社員になるしかなかったんだ。しかもその後も、正社員になるチャンスが少ないまま、年齢だけが上がっていく…。「非正規雇用（ひせいきこよう）」って言葉も、このころからよく聞かれるようになったよ。
◆給料が低い人が多い
正社員になれなかった人は、お給料も少なめ。しかも昇進しにくいし、ボーナスも出ない場合が多かったんだ。「生活がギリギリ…」って人もたくさんいて、将来の年金とか老後資金も心配されてるの。
◆結婚・出産にも影響が！
収入が安定しないと、なかなか結婚や子どもを持つのも難しいよね…。だから、氷河期世代は「未婚率（けっこんしてない人の割合）」が高いって言われてるんだ。
氷河期世代の「今」はどうなってるの？
◆支援策がスタート！
最近、国や自治体が「氷河期世代を助けよう！」っていう動きを始めてるよ。「就職氷河期世代支援プログラム」って名前で、・正社員の求人を増やす・資格取得の支援・再就職のための研修…みたいなサポートが始まってる！
◆「自己責任論」に苦しんだ人たち
当時は「仕事がないのは自分の努力不足だ！」って言われがちだったんだ。でも実際は、時代が悪すぎた…って今ならわかるよね。「もっと早く支援してほしかった」って思ってる人も多いんだ。
氷河期世代に関するデータ
約1700万人が該当
そのうち「不安定な仕事」の人は約400万人
未婚率は男性で35%くらい（他の世代より高い！）
まとめ
「氷河期世代」は、バブル崩壊のあおりを受けて、就職が超厳しかった世代。正社員になりづらかったり、給料が少なかったり、生活が大変な人が多いんだ。でも最近は、国もサポートに力を入れてるから、少しずつ状況はよくなってるよ！この世代の苦労や努力を、もっとたくさんの人に知ってほしいな✨